構成的グループエンカウンターを活かした学級経営
 

 以下の青字の部分は、研修会で提示した資料の一部です。この資料は次の文献をもとに作成しました。

  『エンカウンターで学級が変わる』小学校編・中学校編(図書文化)
  『エンカウンターで学級が変わる ショートエクササイズ集』(図書文化)
  『エンカウンター こんなときどうする』(図書文化)
 エンカウンターとは?

 ホンネとホンネの交流や感情交流ができるような親密な人間関係(体験)をいう。これを「ふれあい」「出会い」ともいう。一期一会はエンカウンターの最たるものである。


  構成的グループエンカウンター(SGE)

 エンカウンターをグループを通して行うのでグループエンカウンターという。これには、構成的なものと非構成的なものがある。構成的であるとは、対象、グループ、エクササイズ、時間をセッティングするという意味である。これをリーダーが行う。例えば、「4人1組になって他者紹介をします。時間は各自1分程度でやりますので、全体で5分とります」といった具合である。非構成的グループエンカウンターはエクササイズがないし、ファシリテーター(話を促進する者)はリーダーから比べると能動的ではない。


 構成的グループエンカウンターの2本の柱

 構成的グループエンカウンターには2本の柱がある。それは、エクササイズとシェアリングである。
 エクササイズとは、教師の考えるねらいを達成するために用意された課題のことである。児童・生徒は、教師の用意したエクササイズを行うことによって、教師の用意したねらいを達成していく。これは、日常の授業の形態と同じで、授業を達成するための「展開」の部分にあたる。構成的グループエンカウンターでは、エクササイズは、カウンセリングの様々な理論によって構成されている。ねらいを達成するために、折衷的にカウンセリングの諸理論が使われているのである。
 シェアリングとは、わかちあいや振り返りのことである。エクササイズを振り返ることによって、そこでの気づきや感情を明確化し、ねらいを定着させる働きをもっている。一方では、エクササイズでの1人の児童・生徒の気づきや感情を、全員が共有する働きもある。

 資料は、この他に次のような項目で構成されています。

  エクササイズの種類
  学校で行う構成的グループエンカウンターの流れ
  エクササイズ志向からシェアリング志向へ
  エクササイズの選択
  年間計画(エクササイズの順序)
  学年によるエクササイズ選びの留意点

  Q−U検査の紹介
  エクササイズの例

 
※ 詳しい内容を知りたい方は、先に示した図書文化の文献等を参考にしてください。 

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