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☆TOSSから学ぶ   
 【実践しTOSSランドに登録する】   
 TOSSの大きな特徴の一つは、TOSSランドという指導案・授業コンテンツ共有サイトをもっていることです。そのTOSSランドには、全国の先生方の授業実践が集められています。そして、誰でもすぐに授業に活用できるようになっています。
 私は、TOSSのサークルに加入していた時に、そのTOSSランドにいくつかの指導案を登録しました。実践しより良い内容の指導案にすること、サークルの推薦をもらうことが登録の条件でした。では、私がTOSSランドに登録した指導案のいくつかを紹介したいと思います。
  算数の実践
  一つ目は、向山型算数を実践したものです。そうは言っても、実際の授業は「向山風」にしかなりませんでしたが・・・。下にあげたのは、4年生の小数の単元の指導計画です。なお、これらは平成14年当時の実践であり、旧学習指導要領に基づいています。
 私の指導案やTOSSランドを見てもらえば分かりますが、授業がほとんど「指示」と「発問」で構成されています。向山先生は、「できるだけ言葉を削りなさい。長い説明をすると、子どもたちは分からなくなる。」と言われています。指示と発問を繰り返しながらリズムとテンポのある授業を展開すること、教科書を使って授業を進めること、空白の時間(子どもたちが何をしたらよいか分からない時間)をなくすこと、子どもたちを大いにほめることが大切だとTOSSから学びました。
 「子どもたちの反応がそれまでよりも良くなった」というのが、実際に実践してみての感想です。
     啓林館 算数4年上 「4 小数」  
 第1時     はしたの大きさの表し方〜その1   38・39ページ
 第2時     はしたの大きさの表し方〜その2   40ページ
 第3時     小数の大きさ   41ページ
 第4時   小数のたし算・ひき算〜その1   42ページ 
 第5時   小数のたし算・ひき算〜その2   42ページ 
 第6時   小数のたし算・ひき算〜その3   43ページ
 第7時    小数のたし算・ひき算〜その4   43ページ
 第8時   練習    44ページ 
 第9時   どんな計算になるのかな   45ページ 
 第10時   算数のまど   46ページ 
 この他に、私がTOSSランドに登録した算数・数学の指導案・コンテンツは以下の通りです。
■ 啓林館 算数4年上 「6 面積」
■ サム先生の数学教室「正の数・負の数の計算」(アニメーション作成ソフトによるコンテンツ)  
 
  理科の実践
  私が、TOSSのサークルのメンバーだった時は教務主任を務めていましたので、授業で子どもたちと接するのは、専科としての理科の授業、TTで入っている算数の授業がほとんどでした。理科の授業についても、1つだけですが、上記の算数と同じようにTOSSランドに登録しました。内容は「理科の授業開き」です。リンクしてある指導案をご覧ください。TOSSのセミナーや書籍を参考にして提案しました。なお、当時私が取り組んでいた構成的グループエンカウンター(育てるカウンセリングの一手法)の考え方も取り入れて実践しました。
  【向山・小森型理科と「楽しい理科授業」】
 明治図書刊「向山流『自由試行』で楽しい理科授業」に次のように書かれています。
 向山洋一氏は、理科教育の基本は「子どもがあきるまで実物にふれさせることである。」と言いきっている。また、「理科の勉強は教科書や問題集だけでは不十分である。物にふれさせることが大切である。」と述べている。そして、物を与え、たっぷりと自由な体験を積ませることを自由試行と呼ぶ。
 私は、2001年の4月、6年理科で、その自由試行を取り入れた授業を実践しました。内容は「ものの燃え方と空気」で、子どもたち一人ひとりに「ペットボトル、粘土、さら(粘土台の代わり)、ろうそく、マッチ」を準備し、取り組みました。子どもたち一人ひとりが自由に、自分が思ったように取り組めたのは、たいへん良かったと思いました。子どもたちの動きがいきいきとしていると感じました。その自由試行から子どもたちが気づいたり疑問に思ったりしたことを出させてまとめ、それらをもとに授業を構成していきました。
  その年にTOSSの理科研究会が「向山型理科」の実践をまとめ、本として出すというのを知り、私もそれに参加させてもらいました。上記の実践をまとめ、何度も見直し書き直して「ドラマを生む向山型理科の展開」が出来上がりました。「本を出す」というのは、教師になった時の私の夢でもありました。共著ですが、明治図書から出版された本に私の実践が載っているのは、たいへん嬉しいものでした。その本に続いて、「ノーベル賞をもらえる子を育てる向山・小森型理科授業」、「理科授業はインターネットで進化する」(共に明治図書から出版)の一部も執筆させていただきました。
 
 
「ドラマを生む向山型理科の展開」他
 また、この頃から、「楽しい理科授業」(明治図書の月刊誌)の原稿依頼が届くようになりました。年に1回ほどですが、数年間にわたって「楽しい理科授業」に私の実践や考えを掲載していただきました。その内容は以下のとおりです。

■ 子どもが熱中する授業 4年「空気」基礎基本を楽しく学ぶアイデア(2002年5月号)
■ 魅力的な理科室づくりのコツはこれだ!(2003年5月号)
■ テスト問題の解き方−基本型マスターで実力UP(2003年6月号)
■ エピソード記憶 重要概念の語呂合わせ テスト問題づくりのヒント(2005年1月号)
■ 通知表所見欄 理科好きにする書き方 具体的な事実をあげてほめる(2006年3月号)
■ 授業の流れがつかめる板書術 4年単元「もののあたたまり方を調べよう」を例に(2006年11月号)
■ 新学期・授業開きのスタイル 成功パターンはこれだ!(2009年4月号)

 なお、上記の3冊の書籍及び「楽しい理科授業」について詳しく知りたい場合は、明治図書ONLINEで検索してみてください。
 


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